皆さんこんにちは。
整理収納アドバイザー、元小学校教諭のenaです。”共育×おうちづくり”をテーマに「子どもが幸せになるおうちづくり」をしています。
今回は、\ “おうちづくり”の基本となる用語や考え方について /お届けします。
“おうちづくり”に大切なコト
皆さんは、”おうちづくり”に大切なコトって何だと思いますか?
戸建てかマンションかの決定?お金?広さ?間取り?施工会社?インテリア?センス?周辺環境?家族の仲の良さ?
どれも間違ってはいませんし、人それぞれに優先順位は違います。
ここで伝えたいのは、根っこの部分。“そこに住むのは自分である”という視点です。
こういうと、「センスがないから」という方も多くいらっしゃいますが、大丈夫!「センス=感性、感受性」であり、誰でも持っています。「素敵」「居心地がいい」「好き」と感じることがセンスなのです。
この自分の持つセンスに気づき、”おうちづくり”に生かすことが、理想の暮らしを実現する第一歩なのです。
あなたがもし、今の暮らしやおうちに不満や居心地の悪さを感じているとしたら、その原因を探りましょう。そして、理想の暮らしやおうちを描きましょう。なるべく具体的に。「ビジョンマップ」を作るのもおススメです。
※「ビジョンマップ」とは、大きめの画用紙に雑誌から切り抜いた写真や言葉を貼りつけて作成するもので、いわば“願望発見器“のようなもののこと。
人とモノとの関係
私たちは、実に多くのモノに囲まれて生活をしています。理想のおうちにするためには、人とモノの関係をよくすることも重要です。「片づけ」や「整理整頓」などモノに関するワードがありますが、正しい意味はご存じですか。ここでは、似ているけど違う、5つの言葉の意味と関係について整理します。
「整理・収納・整頓・片付け・掃除」の意味と関係
- 整理・・・必要・不必要を区別し、不必要なモノを取り除くこと
- 収納・・・今使っているモノを使いやすい状態にすること
- 整頓・・・メンテナンスして見た目よく整えること
- 片付け・・使ったモノを元の定位置へ戻すこと
- 掃除・・・ごみやほこりを取り除き、きれいにすること
この5つの関係は、一つのプロセスで考えることができます。では、この5つのうち、何を一番に始めるでしょう。
正解は「整理」です。不必要なモノを取り除き、必要なモノだけの状態にします。次に、必要なモノを使いやすい状態に「収納」します。(=モノの定位置)
そして、モノを使うときに定位置から出し、定位置に戻すのが「片づけ」です。このモノの出し入れをしやすくするために見た目よく整えるのが「整頓」です。
「掃除」は、ピラミッド図では一番上になります。
こどもに「片づけなさい!」という前に
大人は、こどもに対して「片づけなさい!」と言いますが、ちょっと待った!「片づけ」の前段階である「整理」「収納」はできていますか?この2つができていないと、こどもは片づけられないのです。
整理収納を行い、モノが使いやすい状態になることで、こどもは片づけしやすくなり、整頓された環境で暮らすことができます。身近な例でいえば、保育園や幼稚園はこの環境が整っているといえます。
こどもが暮らしやすい環境を作るためにも、周りの大人が整理収納を理解し実践することが求められるのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、「整理」「収納」について具体例とともにお届けします。