25日(木)、子ども安全メール from 消費者庁のVol.548「子どもを乗せた際の自転車事故に注意!」が公開されました。
子どもを乗せた際の自転車事故に注意!
消費者庁・国民生活センターには、医療機関から子どもを自転車の幼児用座席に乗せている際に起こった事故の報告が寄せられているようです。
- 「自転車を停めて、子どもを前座席に座らせ、その後でヘルメットをかぶせようとしたところ自転車ごと転倒した。コンクリートのような凹凸のあるところで頭部を打撲。」(2歳)
- 「自転車の幼児用後ろ座席に子どもを座らせたまま、保護者が1mほど離れているところにあるヘルメットを取りに行った。自転車の倒れる音がし、見ると左側に自転車ごと倒れていた。ブロック塀で左側頭部を打撲した。」(4歳)
- 「ヘルメットをつけずに3人乗り自転車の前座席に乗っていた。保護者が走行中に段差を乗り越えられず、段に沿って前輪を取られ右側へ転倒。子どもはアスファルトで頭部を打撲したようだ。」(4歳)
- 「自転車の前座席に子ども、後ろに年上の子が乗っていた。駐輪場でまず年上の子を降ろした時に足が引っかかって自転車が倒れた。保護者が足で支えようとしたが支えきれずに倒れ、砂利に頭をぶつけた。シートベルトとヘルメットをつけていたが、額の左側を打撲し、3cm程腫れ上がった。」(1歳)
毎年継続的に発生している「幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故」について、消費者安全調査委員会が事故等原因調査等が行われ、その分析や実態調査、走行実験の結果などから転倒リスクの要因と再発防止策が示されており、子どもを自転車に乗せる際に注意すべきことが挙げられています。
- ヘルメットは必ず子どもを乗せる前に正しく装着しましょう。乗車後はシートベルトを確実に締めましょう。
- 自転車に子どもが乗った状態は非常に不安定です。子どもを乗せたら、決して目や手を離さず、いつでも支えられる体勢でいるようにしましょう。
- 前の座席に子どもを乗せたまま、後ろの座席の子どもや荷物の乗せ降ろしをしないようにしましょう。
- 車道と歩道の段差には十分注意しましょう。できるだけ段差の乗り越えは避けるようにし、やむを得ない場合は、速度を落としてゆっくりと大きな進入角度をつけて乗り越えるようにしましょう。
安全のためには大人もヘルメットを着用し、みんなが被る習慣づけや雰囲気作りを行っていくことも大切です。また、子どもが乗ることで重心が変わることなどの変化にも注意し、自分の運転や安全管理を過信せず、細心の注意を払って利用したいものです。