28日(金)、子ども安全メール from 消費者庁のVol.554「子どものたばこの誤飲に注意しましょう!」が公開されました。
子どものたばこの誤飲に注意しましょう!
消費者庁・国民生活センターには、医療機関から子どもがたばこを誤飲したという事故情報が寄せられているようです。
- 「おえっという声が聞こえ保護者が見たところ、たばこを手に持ち、口に葉っぱが付いていた。保護者が未使用のものを落としてしまい、それを拾って口に入れたと思われる。」(1歳)
- 「保護者の車に乗っていて、目を離した隙に、灰皿中の加熱式たばこの吸い殻を口にしていた。誤飲したと思われるのは吸い殻5mm程度。」(1歳)
- 「高さ70cmくらいのリビングのテーブルの上にあった保護者のたばこを箱の中から1本取り出し1cm程度かじっていた」(0歳)
また、アンケート調査により以下のことが分かっているそうです。
- 保護者が喫煙する家庭の2割で、乳幼児がたばこや吸い殻を口に入れた又は入れそうになったことがある
- 乳幼児が誤飲しそうになった割合は、加熱式たばこの方が高かった
- 誤飲しそうになった年齢は0~2歳が多い
- 3割近くの家庭でたばこや灰皿が乳幼児の手が届く所に置かれている
- 約5割の保護者が乳幼児の前で喫煙している
- テーブルの上のたばこや灰皿にあった吸い殻を口にしている乳幼児が多い
子どものたばこ誤飲を防ぐために注意すべきポイントが挙げられています。
- 家では禁煙を心掛け、子どもの目の前でたばこを吸わないようにしましょう。
- 子どもの手の届く場所にたばこや灰皿などを置かないようにしまよう。
- 飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用することはやめましょう。
増税や喫煙エリアの減少、健康リスクへの関心の高まりなどから、喫煙者は年々減っています。子どもがたばこや愛煙家と接する機会も減ってきているとは思いますが、逆に日常でないぶん大人の注意から漏れたり、子ども特有の好奇心の対象になったりと、危険性は依然高いのではないでしょうか。
確実に子どもから切り離すことを心がけ、一方で外で見かけたときなどはしっかりと注意を促すなど啓蒙していくことも必要かもしれません。