梅雨が明け、8月は暑い日が多くなっています。
日中40℃を超える日などはもちろん熱中症対策を怠ることはないと思いますが、「今日の最高気温は30℃」などと言われるとちょっと油断していませんか?
確かに酷暑という感じは無いかもしれませんが、実は子どもは大人よりも暑さを感じているので、大人の感じる気温以上に注意が必要なんです。
最高気温30℃でも子どもには35℃以上
晴れた日に海に行って、テンション上がって裸足で駆け出してみたら、砂浜が熱々で火傷しかけた・・・なんて経験のある方もいるのではないでしょうか。
同じようなことは普段の道路(アスファルト)でも起きていて、最高気温30℃の日であっても、路面温度は50℃以上になっていることがしばしばあるのです。
その熱が下からムワッと上がってくると考えると、大人よりも低い位置で呼吸している子どもたちが、大人より暑さを感じるのは当たり前かもしれません。
そのほか熱中症の要因となる子ども特有のこと
子どもは大人に比べて上手に汗をかくことができず、熱が体内にこもりがち。また、激しい運動で一時的かつ急激に体内の熱が発生してしまうなど、自分自身の熱をうまく処理できないことがあります。
さらに、遊びなどに夢中になりすぎるあまり、水分補給をしないまま長時間過ごしてしまうようなこともあります。飲み物を飲むという行為自体にも、大人より意識が向きづらいため、水分補給が疎かになってしまうのです。
大人がこまめに気をつけよう
大人よりも子どもが熱中症になりやすい理由として、以下の違いが挙げられます。
- 大人より体感温度が高い
- 自分の熱をうまく処理できない
- 水分補給が疎かになる
大人でさえ暑い夏なので、子どもの熱中症にはさらに注意が必要です。そばにいるみなさんが、自分のこと以上に気を使ってあげる必要がありますね。
[参考]
ウェザーニュース「子どもが感じている暑さとは」