小さなお子さまにもオススメのおえかき

小さなお子さまにもオススメのおえかき4

こんにちは。デザイナーの伊場です。
先日、6歳の次男と“デカルコマニー”という技法を使ったおえかきあそびをしました。デカルコマニーは、まだ筆圧が弱い小さなお子さんも気軽に楽しめて、個性豊かな作品が出来上がる面白い技法なので、ご紹介したいと思います。

デカルコマニーとは
紙の半分に絵の具をランダムに垂らしたり、塗ったりして、紙を二つ折りして広げると、偶発的な模様ができるという技法。



準備するもの

・絵の具
・画用紙(絵の具が染み込むので普通の紙より、画用紙がオススメ)

ここでは、後で飾ることができるフォルネのフレームスケッチブックを使いました。 frame sketch book -Hinoki- → https://forne.stores.jp/items/5e2fee0e94cf7b1e2bd8b06e


さっそく作ってみよう

デカルコマニーの基本は、最初に書いた方法が多いと思いますが、今回はどうやら、次男の中で思っている形があるようで、とりあえず思うようにやらせてみることに。
さっそく紙を二つに折って広げて、絵の具を手に取り、(迷わず!)左に横線、右に縦線を!

二つに折って広げると、チェック模様のような可愛い柄が出てきました!

続いて、さらに絵の具をのせ、再び二つ折りして広げて…。


「じゃあ、次は違う方向におったらどうなる?」
「(次男)ここには着いてないね~」
「じゃあこっちは?」
と、どんどん折っていくうちに

最初は、左右対称に広がった絵の具が、放射状に広がり、折るたびに混ざりあう絵の具に深みが増して変化して、まるで絵画のようなアートが完成しました。

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続いて、こんな方法も

先ほどは、絵の具を足しながら多方向に折ったけど、例えば、絵の具をつけるのは1度だけ、さらに細かい折り方だとどうなるか?





折り目に沿って、ぎゅっと折りたたみ、広げると!不思議な模様が出てきました。

次男には、かき氷・ちょうちょ・ぞうさん・顔に見えたそうで、マジックで目や体を付け足して完成!

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最初に次男が想像してたものから、かなり形の違うものになったかもしれませんが、決まった作り方にとらわれず、自由に実験的に試すことで新たな発見があり、思いがけない力作が生まれました(^^)



我が家の工作あそびでは

ちなみに、我が家では、工作あそびをするとき、大きく二つのポイントを大切にしていて…

①自由やってみる

作りながら考えたり、自由やってみることで、思いがけない発見や面白さが生まれる気がします。最初予定していた形とは違った…なんてこともありますが、だからこそ、自分だけの個性豊かな作品につながります。


もう1つは、

②あえてルールを作る

「色は○色だけ」、「○○できるのは2回だけ」、「紙ならなんでも使ってOK 」などなど。あえてルールを作ることで、その中でどんな表現ができるか、道具をどんな風に使うか、工夫するという発想が生まれる気がします。

(他にも「人(兄弟)のは見ずに作る」笑 などなど)


今回は、初めの黄色とブルーの作品は①の方で、じゃばら折の作品は②の方でやってみましたが、どちらも進めるうちに「どうなる?どうなる?」と、次男も夢中になっていました。

「デカルコマニー」、ぜひ親子で試してみてください。