梅雨明けしてから、ずっと暑いですね、暑すぎますね。
先週、子供と一緒に公園に行って、目一杯遊んで、お腹ペコペコで帰宅して、すぐに手を洗ってうがいをして、お昼ご飯を食べました。
こんなよくある日常の中から、今回は「手を洗う」ということについてお話しようと思います。
手洗いに注目が集まっている
今年は新型コロナの影響で手洗いがとても重視されています。
外出自粛期間中には、ピコ太郎やキムタクなど様々な芸能人をはじめ、数々の手洗いの動画が紹介されました。
実はモンテッソーリ教育の中にも「手を洗う」という活動があります。
そして、先に上げた手洗い動画の多くは、モンテッソーリ教育の手洗いによく似たものなんです。
手洗いは子供にとって気持ちいい
我が家では、公園で遊んだ後は親も子供もしっかり手を洗って、さらに家に戻ってもう一度手をきちんと洗うようにしています。
そんな時にいつも思うんですが、子供たちって、大人以上に手洗いをきちんとやろうとしませんか??特に幼児!!
長い間水をジャーって出しっぱなしとか、石鹸いっぱい使ってもったいないとか思う姿もあるかもしれませんが 笑
それはお水も石鹸の泡も感覚的に子供にとって、すごく気持ちのいいものだからです^_^
やりすぎは気になるけど、時にはそんな姿も、感覚を研ぎ澄まさせて、楽しんでるんだなって微笑ましく見守るのも良いと思います!!
今は子供たちも指一本一本や手首もしっかり洗うようになっていて、幼稚園や保育園、ご家庭の中などで正しい手洗いを実践なさってるのだなと感じます。
そして冒頭にも書きましたが、モンテッソーリ教育の中にも「手を洗う」という活動があります。
実はモンテッソーリ教育って、手先の巧緻性を育てる知育活動だけではないのです。
モンテッソーリ教育の四つの分野
モンテッソーリ教育とは、モンテッソーリというイタリアの女性医師が今から150年ほど前に考えた教育方法です。
そのモンテッソーリ教育の中身は大きく四つの分野に分かれています。
①日常生活の練習
②感覚教育
③言語
④数教育
「手を洗う活動」は①日常生活の練習の分野に含まれています。
日常生活の練習とは
その名の通り、生活力をつける活動です!!
生活力の高い人って老若男女問わず、とても魅力的で賢いですよね。
生き方上手というか、私もとても憧れますし、真似したくなりますよね!!
モンテッソーリは日常生活の何気ない、でも毎日繰り返している生活に欠かせない動きに注目します。
丁寧な動きをすることで、乳幼児の時から、随意筋を刺激して、知性や情緒、意志の発達を同時に行おうと考えました。
難しい言葉でならべるとピンときませんが、「手を洗う」活動でいえば、
- 手を濡らす
- 適量の石鹸をつける
- 指、手のひら、手首、しっかり汚れを落とす
- すすぐ
- 手を拭くハンドクリーム塗る(今ならアルコール消毒かな)
このような流れになります
…ですが、コレを乳幼児(大人もですが)が、完璧にやるのって、とても大変ですよね。
「手を洗う」活動で様々な発達を促す
指や爪の間の汚れを丁寧に洗ったら、時間がものすごくかかります。なぜなら小さな子たちは自分の思うように手先が動かないからです。(随意筋の刺激)
手洗いの活動の中には石鹸が泡立って楽しかったり、汚れが目に見えてわかったり、そんな感覚的な楽しさがあります。(知性)
そしてこの綺麗な手に気持ちいいと自分で満足し、またやりたい気持ちを育てます。さらに綺麗な手は自分だけでなく、他の人の衛生を守ることができます。(情緒発達、他社への配慮、意志の発達)
モンテッソーリは生活に密着したところから始められる
このようにモンテッソーリの活動は、生活に密着してる活動を通じて、決して背伸びせずに行う、自分と他者への思いやり活動の一つだと私は思います。
150年前に大切だとモンテッソーリが考えた活動が今になっても変わらず大切なことなんだと思います。
日常の小さい当たり前の活動が、自分、そしてみんなのためになる活動であるということが、このコロナでより強く感じました。
乳幼児の頃から、今回のような経験をした子供たちが大人になる頃はどんな時代が来るでしょう。
自分で生きる力、そしてそれが他者のためにと繋がる力、そんな力を育んで健康に幸せに生きていって欲しいですよね!!
モンテッソーリのエッセンスでちょっとでも育児を楽しく、一瞬でも丁寧な時間を過ごすきっかけが増えたら、私は嬉しいです⭐︎
またこんな風に普段の生活の中から、モンテッソーリの話に、魅力に触れていけたら良いなと思ってます!!
ではまた^_^