家具類の転倒防止対策は、地震への備えだけでなく子どもの事故防止にも重要です 「子ども安全メール from 消費者庁」Vol.546

11日(木)、子ども安全メール from 消費者庁のVol.546「家具類の転倒防止対策は、地震への備えだけでなく子どもの事故防止にも重要です」が公開されました。

家具類の転倒防止対策は、地震への備えだけでなく子どもの事故防止にも重要です

東日本大震災から10年が経ちました。

消費者庁では、地震が発生した際のけがや火災の発生を防ぎ、避難しやすくするために大変重要となる家の中の家具・家電類の転倒や落下、移動防止対策で注意すべきポイントを挙げています。

  1. 集中収納
    • 納戸やクローゼット、据え付け収納家具への集中収納により、生活空間(寝室やリビング等)に、なるべく家具類を置かない。
  2. 家具類の配置
    • 部屋の出入り口周辺、避難経路に家具類を置かない。
    • 寝るところや、座るところ(食卓等)に家具類を置かない。置く場合は背の低い家具にするか、置き方を工夫する。
  3. 家具類の転倒、落下、移動防止
    • 家具類を固定する。
    • 扉開放防止器具やガラス飛散防止フィルムにより食器棚等中のものが飛び出さないようにする。

地震に備えた家具の転倒防止などは「もしものときのため」に行うもので、後回しになりがちなのも事実です。

しかし、日常的に子どもの事故を防止しつつ、それがそのまま地震への備えにもなる工夫はできそうですね。

思い出したくもない、早く忘れたい日かもしれませんが、その出来事から今後の減災を考えていくことで、次につながっていくのではないでしょうか。

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低い家具だけのリビング

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