ボタン電池誤飲を防ぐために! 電池を使う製品は子どもの手の届かないところに置きましょう。 「子ども安全メール from 消費者庁」Vol.547

18日(木)、子ども安全メール from 消費者庁のVol.547「ボタン電池誤飲を防ぐために! 電池を使う製品は子どもの手の届かないところに置きましょう。」が公開されました。

ボタン電池誤飲を防ぐために! 電池を使う製品は子どもの手の届かないところに置きましょう。

消費者庁には、ボタン電池に関連する事故情報が、医療機関から寄せられているそうです。

  • 「子どもがキッチンタイマーで遊んでいた。タイマーを確認すると、蓋が開いており、中身のボタン電池がなくなっていたため病院を受診した。レントゲンにて小腸内にボタン電池が確認された。」(0歳)
  • 「保護者が数分目を離していた隙に、おもちゃに入っているボタン電池が出されていてそばに子どもがいた。2個入っているうち、1個しか見当たらず、子どもは咳き込んでいた。レントゲンで胃内にボタン電池が確認された。」(3歳)
  • 「上の子が遊んでいた美顔器を誤って床に落とし、その際に外れたボタン電池を子どもが飲み込んだ。その後、ボタン電池が無くなっていることに家族が気付き、病院を受診した。レントゲンで胃内にボタン電池が確認され、カテーテルで摘出した。」(0歳)
  • 「絵本の中のボタン電池を保護者が交換した。古いもの3個を子どもの手が届かない柵の奥、高さ80cmの棚に置いておいたが10分後に見たら1個しかなく、棚から床に落下していた。レントゲンで胃内にボタン電池が2個確認された。」(1歳)

短時間のうちに消化管内に損傷を起こし、気管や食道に穴が空いてしまった事例も発生するなど、身近に潜む危険の一つです。そのため消費者庁では、日頃から注意すべきことを挙げています。

  • テーブルの上などに、ボタン電池や、ボタン電池を使用した製品を置いておくのはやめましょう。
  • どの製品にボタン電池が使用されているか確認し、蓋が外れやすくなっていないか点検しましょう。
  • おもちゃを購入する際には、STマーク適用製品など、安全に配慮されたものを選択し、電池が容易に取り出せるおもちゃは選択しないようにしましょう。
  • ご家庭にある未使用又は使用済みのボタン電池は、子どもの手の届かない場所に保管しましょう。

身の回りに電化製品が増え、もはや現代生活では欠かせない電池ですが、サイズが小さくなればなるほど管理が難しくなります。電池をしまう場所は手の届きにくいところにし、使い終わったものでも放置せずすぐにゴミとしてまとめるなど、子どもが簡単に触れられる場所に置かないことが重要です。

ボタン電池

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COIQマガジン編集部