熱中症を防ぐために! 「子ども安全メール from 消費者庁」Vol.556

18日(金)、子ども安全メール from 消費者庁のVol.556「熱中症を防ぐために!」が公開されました。

熱中症を防ぐために!

消費者庁・国民生活センターには、子どもの熱中症に関する情報が医療機関から寄せられているそうです。

  • 午前中20分くらい、外で写真撮影をしていた。室内に戻るとき顔色蒼白だったが意識ははっきりしており会話もできた。顔色不良のため救急車要請。熱中症だった。」(5歳)
  • 「公園で朝から昼過ぎまで休憩を入れながら3時間くらい遊んだ。水分は摂取していたが、ぐったりし、スーパーの救護室で1時間休み帰宅した。帰宅後30分ほど寝て起きた後に嘔吐した。」(3歳)
  • 「朝から暑い野外で野球の練習。ずっと走っていた。水分はお茶のみ1Lくらいで塩はとっていなかった。午後の練習中、ダッシュしたあと保護者のところに歩いて来て、肩で息をしていたので寝かせて氷をつけて救急車を呼んだ。脈は速く、意識はぼんやりしており、目はあけていなかった。熱中症の加療目的にICU入室し3日間入院。」(14歳)

それを受け、熱中症予防のポイントが挙げられています。

  • 部屋の温度をこまめにチェック!(普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
  • 室温28°Cを目安に、エアコンや扇風機を上手に使いましょう
  • のどが渇かなくてもこまめに水分補給
  • 外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
  • 無理をせず、適度に休憩を
  • 日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを!

また、熱中症の応急手当についても書かれています。

  • 涼しい場所や日陰のある場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせる
  • エアコンをつける、扇風機・うちわなどで風をあて、体を冷やす
  • 首の周り・脇の下・太もものつけねなど太い血管の部分を冷やす
  • 飲めるようであれば水分をこまめに取らせる

極端に暑かったりのどが渇いたりしても、子どもが自分で気づいたり水分補給したりするのはなかなか難しいかと思います。運動量も多く、大人以上に汗をかくため、しっかりと注意してあげることが必要です。

扇風機

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COIQマガジン編集部