子どもが使用する製品に付いているマークの意味 「子ども安全メール from 消費者庁」Vol.567

8日(金)、子ども安全メール from 消費者庁のVol.567「子どもが使用する製品に付いているマークの意味」が公開されました。

子どもが使用する製品に付いているマークの意味

子どもが使う製品の中には、安全に配慮されていることを示す様々なマークが付いたものがあります。消費者庁ではマークの意味を示すとともに、購入する際や使用する際の安全への配慮を呼びかけています。

  • PSCマーク

    Product(製品)、Safety(安全)、Consumer(消費者)を表し、消費生活用製品安全法により定めた安全基準検査に合格した製品に付いています。石油ストーブなど消費者の生命・身体に対して特に危害を及ぼすおそれが多い製品が対象製品として指定されており、これらはPSCマークがないと販売できません。対象製品には、製造又は輸入事業者に国の安全基準に適合しているかどうかの自己確認が義務付けられている「特別特定製品以外の特定製品」と第三者機関の検査が義務付けられている「特別特定製品」に指定されているものがあり、乳幼児用ベッドなどが「特別特定製品」に当たります。

  • SGマーク
  • Safe Goods(安全な製品)を表し、一般財団法人製品安全協会が定めた安全基準に適合したとして認証されたことを示すマークです。万が一、SGマーク付き製品に欠陥があり、それを原因として人身損害が起きた場合、賠償する制度も付加されています。SGマークの表示対象の子ども向け製品には、ベビーカー、すべり台、乳幼児用ベッド、抱っこひも、幼児用ベッドガードなどがあります。

  • STマーク

    Safety Toy(安全な玩具)を表し、検査機関の検査で、一般社団法人日本玩具協会の玩具安全(ST)基準に合格した玩具に表示できるもので、「安全面について注意深く作られたおもちゃ」として玩具業界が推奨するものです。STマークは14歳以下の子ども向け玩具を対象にしており、STマーク付きの玩具では、パッケージ正面右上に対象年齢が記載されています。対象年齢が低いSTマーク付きの玩具は、喉に詰まらない大きさである、部品が外れにくい、尖った部分がないなど、安全性をより配慮した設計になっています。

最近はネットショッピングなど商品自体を手にとって選ぶ機会が減ってきています。しかし、売っている商品すべてが安全性を担保しているものではありません。なるべく現物を確認し、できれば日本国内の安全基準を満たした商品を買うなど、気をつけられることもありそうです。

PSCマーク、SGマーク、STマーク

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COIQマガジン編集部