子どもの成長と整理収納~おもちゃ編①~

こんにちは。元小学校教諭、整理収納アドバイザーのenaです。

子どものおもちゃ。何がいいのか、どこにどうしまえばいいのか―親なら必ず直面する問題ですよね。

私もそうでした。長女誕生後、「これ!」と思ったものは、おもちゃにしても、収納グッズにしても、どんどん買い、気づけばおもちゃで溢れかえるリビングになっていました。

その後、お片づけのスキルを学び、整理収納アドバイザーとなりました。子どもの成長や部屋とのバランスを見極めながら、少しずつおもちゃの整理収納が改善されていきました。

現在は、殆どのおもちゃは子ども部屋に、リビングの一角は学習スペースとなっています。

現在の子ども部屋のおもちゃ
【現在】子ども部屋のおもちゃ。ここで遊ぶことも増えたが、リビングに移動させて遊ぶことも。

いかにして現在に至ったのか―子どもの成長(長女)とともに変化している、我が家のおもちゃの整理収納をご紹介します。

  1. おもちゃの分け方(一軍・二軍)と置く場所
  2. 我が家の実践例(子どもの成長や学習スペースとのバランス)

※この記事に出てくる専門用語…おもちゃの「一軍」よく遊ぶ、子どものお気に入り。「二軍」時々遊ぶ、手放すか迷う。

1.おもちゃの分け方

所有しているおもちゃ

我が家は、小3・年長・3歳の三姉妹。現在、所有しているおもちゃは、

  • “女の子”用(ぬいぐるみ、人形、おままごとセット、リカちゃんハウス)、
  • 男の子”用や知育玩具(木製の電車・線路セット、トミカ、パズル、マグフォーマー、タングラム、オセロなど)
  • 工作の材料(折り紙やペン、スタンプ、シール、ビーズなど)
  • 本類
  • DVD、テレビゲーム
  • トランポリン、鉄棒

これまでに様々なタイミングでおもちゃの整理をし、手放してもいます。が、三女(三歳)が遊ぶおもちゃもまだまだあり、年齢に応じたおもちゃを新たに買うこともあります。おもちゃは多い方だと思います。

子ども部屋のおもちゃ(ほぼ二軍)
子ども部屋のおもちゃ(ほぼ二軍)

一軍・二軍、どう分ける?

一番大事なのは【子どもの意見】です。おもちゃの持ち主は”子ども”だからです。子ども自身に、おもちゃを「ほぼ毎日遊んでいる(一軍)・そうでもない(二軍)」に判断してもらいます。

難しいようであれば、親の出番です。あらかじめ、子どもの遊ぶ様子を観察します。そして、「一軍・二軍」に分けます。この場合も、子どもに確認してもらいながら行いましょう。いずれ、子どもが自分で判断する力に繋がっていきます。

また、我が家の場合は、親の意見もこっそり(笑)入れちゃいます。家族で遊びたいモノ、遊んで欲しい知育玩具、読んで欲しい本なども一軍です。

一軍・二軍のおもちゃはどこに?

一軍は、【子どもがよく過ごす場所】に置きます。小さい子どもなら、リビングなど親子で一緒に過ごす場所がおすすめです。親の目が行き届きやすく、一緒に遊んであげることが容易だから。

二軍は【子ども部屋】に置きます。いずれ、そこで過ごすことの練習になります。また、本格的に部屋作りをする際、おもちゃ整理をしやすいというメリットもあります。

注)お子様が小さい場合やおもちゃが少ない場合は、無理に一軍・二軍に分ける必要は無いと思います。

2.我が家の実践例

我が家では、子どもの成長とともに、おもちゃの一軍・二軍を見直し、置く場所や量を変えてきました。また、子どもが学習を始めていない段階で、リビング学習をすると決めていたので、学習スペースとのバランスは重要でした。

長女が3歳(未就園)まで

一軍・二軍に分けず、リビングに殆ど全てのおもちゃを収納。次第に分けるようになり、一軍となった鉄棒をリビングに配置していたことも。

おもちゃの殆どがここに終結
おもちゃの殆どがここに終結。
長女の学習は本格的にスタートしていない頃。

長女が幼稚園入園~卒園まで

リビング学習を少しずつ始めたことがきっかけとなり、おもちゃはリビング(一軍)と将来の子ども部屋(二軍)に分けるようになりました。

リビングと子ども部屋のおもちゃの分け方

【リビング】 一軍となったおもちゃの例
  • 学習に使うこともあるモノ(図鑑・本)
  • 親子で遊ぶモノ(トランプ、オセロなど)
  • 絵や工作に使う道具・材料
  • おままごとセット(キッチンなど動かしづらい大物)
  • 子どもが置きたいと言ったおもちゃ(一軍)で、リビングに置ける大きさのモノ
リビングの一部
リビングの一部。マット上にローテーブルを配置し学習や工作をしていた。
【子ども部屋】
  • 一軍でもリビングに置けなかったモノ
  • 二軍
ここで遊ぶより、リビングに運んで遊ぶことが多かった。
ここで遊ぶより、リビングに運んで遊ぶことが多かった。

リビングの広さは限られているため、学習教材とおもちゃは近いスペースに配置せざるを得ませんでした。おもちゃが気になり、学習に集中できないこともありました。このことも、再び見直すきっかけになりました。

現在(長女は小3)は3つの場所に分けて収納

子どもの成長や興味とスペースのバランス

長女は小学生、次女も三女も家庭学習を始めたとなると、教材は増えてきます。また、おもちゃは「みんなで使う」モノだけでなく、「私だけのモノ」と私有のモノも増えてきました。

そこで、

  • 【リビング】に収納するおもちゃを減らし、学習教材を主に収納する(学習に集中する目的もある)
  • 「個人のモノ」は【ワードローブ】にある個々の棚に収納する

としました。現在、我が家のおもちゃは、【リビング】【子ども部屋】【ワードローブ】の3箇所に収納しています。分け方をまとめると、

【リビング】 一軍となったおもちゃ
  • 学習に使うこともあるモノ(図鑑・本)
  • 皆で遊ぶモノ(トランプ、オセロなど)
  • 知育玩具(タングラム、マグフォーマーなど)
  • 絵や工作に使う道具・材料
現在のスタディコーナー
現在のスタディコーナー。試行錯誤を繰り返している。
【ワードローブ】

個人のモノ(勝手に触られたくないモノ)

長女の私物コーナー
長女の私物コーナー
【子ども部屋】

【リビング】【ワードローブ】にも当てはまらない二軍(一番上の写真参照)

いかがでしたか?

このように、子どもの成長とともに、モノとのつきあい方は変わります。これ!という正解はありません。子どもを、自分(親)を見つめることで、理想のカタチが見えてきます。

私は、”子どもが幸せになる環境づくり”を仕事にしています。興味ある方は、インスタグラムDMや公式LINEにてお問い合わせください。

この記事を書いた人

整理収納アドバイザー1級・整理収納教育士・元小学校教諭

ena